ECLEC2007(ESOTERIC)
デジタル・リマスター。
キャメルのピーター・バーデンスのプロデュースで、古代ローマ帝国をテーマにしたコンセプト作と言えば? オルガンやメロトロンが立ちこめるマイナー英ロックの逸品ですね。
CAMELのキーボーディストPeter Bardensがプロデュースしたことで馴染みの深いイギリスのグループの71年作2nd。その内容は古代ローマ帝国をコンセプトに掲げたトータルアルバムとなっており、前作から引き続きCRESSIDAなどとの類似点も多く挙げられる伝統的な英国ロックのサウンドを基本に、スリリングなジャズ・ロック的アプローチまで聴かせる素晴らしいものです。1st同様にハモンドオルガンの強烈な響きとフルートのソリッドなプレイが光るへヴィープログレを展開していますが、勢いでゴリ押しする様相であった1stに比べるとコンセプトアルバムと言うこともあり、またメロトロンなどの効果的な使用によりだいぶ整理され、聴きやすくなった印象を持ちます。
LOCANDA DELLE FATE/FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU
イタリアン・シンフォニック・ロックの頂点に君臨する名盤中の名盤、77年作
710円(税込781円)
AFFINITYのヴォーカリスト、NUCLEUSのメンバーがバックを務めた71年作、AFFINITYでのジャジーでクールな魅力とは異なる切々とドラマティックな歌唱が胸を打つ名品
1,790円(税込1,969円)
69年にリリースされたブリティッシュ・オルガン・ロックの名品
「ベガーズ・オペラ+ディープ・パープル」、アメリカのグループながらイギリス的な魅力に溢れた名作、70年リリース
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「メジャー」なの?「マイナー」なの?(1 拍手)
イニュ円導さん レビューをすべて見る
マルスピラミ。昔、ドイツのレパトワレコードの前身「LINE」から1st,2nd共にCDリィシューされていた。いや、更にその前のアナログ時代にイタリアの「GetBack」からもやはり2作共に出ている。コレクター諸氏にとってはメジャーな存在なのか? で、誰もレビューしていないので私が書きます。
音はカケレコさんのレビューどうりこの2nd「Arena」は1stより整理された音になっている。でも狂暴だ。カケレコさんは「クレシダ」を例に挙げてらっしゃったが、私はVDGGの音に近いと思った。(サックスではなくフルートだが)クラシカルで「呪詛的」なフィーリングを持ったヘビィなブログレッシブなサウンドで、私は大好き! B級と言われるのは、ちと曲が分かりにくいとこか?(でも名作とされているこちら2ndは割と、まとまってるというか耳馴染みしやすい)
(カタログに無いので恐縮で大声では言わないが、よりヘビィな1stの方が個人的には好きだ)
テクニックもしっかりしていて、大作志向。やはり、クレシダ(の2nd?)、VDGG-の好きな人ならきっと気に入るアルバムだと思います。