KAR144CD(KARISMA)
WHITE WILLOW、元ANGLAGARD、英HENRY FOOLのメンバーらによるグループなのですが、これが素晴らしいのなんの!GENESISも滲ませる色彩豊かなファンタジーと、北欧らしい透明度高く繊細な音作りの見事すぎる融合。各メンバーの才能が結晶となったような傑作!
ノルウェーの名バンドWHITE WILLOWを率いるギタリストJacob Holm-Lupo、フルート奏者Ketil Vestrum Einarsen、元ANGLAGARDのドラマーMattias Olsson、英新鋭HENRY FOOLで活動中のマルチ奏者Stephen Bennettによる4人組プロジェクト・バンドの18年作1st。いやはやこれは素晴らしいです!10分、15分、15分の3曲で構成された大作主義ながら複雑さ難解さは皆無で、ポップさすら内包した歌ものプログレを聴かせてくれます。うっすらと霧のように立ち込めるエレクトロな音響の中を、目の覚めるようにクリアな打音を響かせるドラム、淡いエコーをかけた揺らめくようなギター、優雅なフルート、そして多彩な音色を交差させるアヴァンギャルドなプレイからトニー・バンクス直系の流麗でファンタスティックなプレイまで才能溢れるキーボード。場面ごとに各楽器の音色が変化していく色彩に富んだ演奏が実に見事なのですが、全体としては北欧プログレらしい透明度高く繊細なサウンドメイキングで包まれていて、あくまで柔らかな聴き心地を保っています。ポスト・ロック的なモダンさも含みつつ、緻密かつ躍動的に織り上げられいくサウンドに終始興奮が抑えられません。これは傑作!おすすめです。
SUBMARINE SILENCE/THERE'S SOMETHING VERY STRANGE IN HER LITTLE ROOM
伊シンフォの名バンドMOONGARDENの別動バンド13年作、GENESIS式ファンタジーを理想的に受け継いだ壮大なシンフォ絵巻!
2,450円(税込2,695円)
TANGERINE DREAMやKLAUS SCHULZE好きにもおすすめ、神秘性に包まれるエレクトロ&アンビエント・プログレ新鋭をセレクト!
空気張り詰める冬にもぴったり。モダンな中にも70年代ジャーマン・エレクトロからの影響伺わせるような、神秘的なアンビエント&エレクトロ・プログレ新鋭をご紹介。
新鋭シーンにおいて目立つようになってきた多国籍グループの活躍にフォーカス。サウンドに反映された、異なるルーツを持つメンバー同士による化学反応をお楽しみください♪
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。