28709004(BELLAPHON) 【91年発売CD】
こ、この一曲目、ヒープやVERTIGOオルガン・ロックのファンはイチコロですよ。クラシック大国ドイツらしい荘厳なオルガンや叙情的なヴァイオリンをフィーチャーした名作ですね。
ヴァイオリン入りのクラシカルなシンフォニック・ロックを聴かせるドイツのグループのデビュー作。作品をリリースする度に洗練されたシンフォニック・ロックを構築していく彼らですが、デビュー作である本作ではクラシカルな要素は多く含みながらもシンフォニック・ロックというよりはハードなオルガン・ロックという趣。VERTIGOレーベル諸作のようなで荒めの演奏が魅力的ですが、ヴァイオリンやリコーダーを駆使しスメタナの「モルダウの流れ」を取り上げるなど、後の彼らの飛躍を感じさせるに充分なデビュー作となっています。
カケレコ中古棚にオルガン・ロック名作が充実してましたのでご紹介いたします♪
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第二十六回 PELL MELL『FROM THE NEW WORLD』(ドイツ)
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、新連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
なにかとバタバタしがちな年末にぴったりの、「荘厳かつなんだかせわしない」ジャーマン・オルガン・ハードをご紹介いたします。
くすんだトーンのオルガンが描く幻想的なオルガン・プログレを世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
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