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ミラノ・カリブロ9

オザンナ

ARC7060(ARCANGELO

紙ジャケット仕様、04年デジタル・リマスター、定価2800+税。

評価:50 1件のレビュー

あの『コンチェルト・グロッソ』も手掛けたバカロフによる格調高いオーケストラ・アレンジと、ヘヴィな混沌渦巻くロック・アンサンブルが融合した鬼気迫るサウンドに、ただただ息を呑みます。『コンチェルト・グロッソ』と対を成すイタリアン・クラシカル・ロックの傑作。

オーケストラ・アレンジにL.E.バカロフを起用した72年作、次作「パレポリ」にも比肩する劇的な名作!

CITTA FRONTALEを母体に、Danilo RusiciとElio D'annaを中心に結成され、呪術的なサウンドとほの暗い叙情でトップバンドへと登りつめたイタリアのへヴィー・プログレッシブ・ロックグループの72年2nd。同名映画のサウンド・トラックとして製作されたその内容は、前作からの流れを感じさせるサイケデリックなロック・アンサンブルはそのままに、NEW TROLLSの名盤「Concerto Grosso N.I」でもその手腕を発揮したLuis Enriquesz Bacalovのアレンジによるオーケストラ・セクションを加えバロック・クラシック的な音楽性も加味。彼らの個性はそのままにロックとクラシックの融合を成し遂げた1枚となっています。

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評価:5 抒情も暴力もいける(1 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

情念の映画音楽家ルイス・エンリケス・バカロフは、意外なことにイタリア人ではなく、アルゼンチン出身のユダヤ系移民であったようです。♪ジャンゴ〜で、有名な続・荒野の用心棒からフェリーニ映画まで多彩な音楽を手掛けていて、わたしはオザンナを聴く前に彼の名前だけは承知していました。「ミラノ・カリブロ・ノバ」は、いわゆるマフィア・ミステリー。動画サイトで見ることができます。格調高いのはオープニングのプレリュード部分のみで、とにかくマフィアが人を殴る蹴るの世界です。

この映画を見るとわかるとおり、この盤は完全なサントラではありません。映画ではもっと破天荒なオザンナのハードロックが展開しています。わたしは初期のオザンナが好きなんですよ。声なのか演奏なのかわからないフルートに、ヘンドリックス直系のギター、無茶苦茶なドラミング。よくもバカロフはこんな演奏を許したものです。暴力映画には暴力的な音を、ということだったのでしょう。

70年代イタリアのドラムズの録音はまだ未熟で、ぱたぱた、ぼこぼこした音です。それに比べて弦の録音の見事なこと。クラシック好きな人から、弦を録るなら、ドイツよりイタリア、と聞いたことがあります。真偽はわかりません。プレリュードとテーマのスコアを書いているのはバカロフながら、ほかは好き放題なオザンナのフリーキーな演奏です。「パレポリ」もすさまじいし、この盤の好き放題もすさまじい。いいバンドですね、オザンナは。静と動がはっきりしていて。

ナイスレビューですね!