盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 側面部に色褪せ・若干黄ばみあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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恐るべき曲づくりの才能にひれ伏すがいい(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
「フランプトン・カムズ・アライブ」「フライ・ライク・アン・イーグル」「ファンタスティック・マック」が76年でしたから、米国シーンが相次いでソフト化していた時期です。今から考えれば、ベトナム反戦や公民権運動が一段落し、30代以上のロック・ユーザーが急速に増えていた時期でもあったんでしょう。エドガー・ウインターのこのソロは、そうした雰囲気を先取りしていたかのオール・ジャンル・ミクスチャーの満漢全席。器用な音楽家だったことが見て取れます。チャート・アクションが悪かったこともあって無視されがちですが、クオリティは保証できます。
彼の特徴は何でも出来ること。このソロでも、サックス吹きまくりですし、ジャズやR&Bの素養は十分。「フィジカル・グラフティ」のようなハードロックも、サンタナみたいなラテンもあります。ギターはデリンジャーと兄ちゃんウインターが参加しているのでその面も鉄壁です。一方でバービー人形みたいなルックスにずっとコンプレックスを持っていたようで、カバーアートは奇怪なマネキンを使っています。本当、カバーさえ普通であればもっと売れた気がするんですよ。
もはや誰も思い出すことのないアーティストになってしまいました。「ジャスミンの香りと夜の夢」みたいな言葉の世界を、わたしとても好きです。最近ジャスミン茶にはまっているので書く気になりました。