BARCLAY JAMES HARVEST/TIME HONOURED GHOSTS
ニール・ヤングやディランのプロデュースで知られるエリオット・メイザーを起用した中期の代表作、75年発表
830円(税込913円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. The Day The Earth Caught Fire |
2. It's Only The End Of The World |
3. Interrupted Melody |
4. Modern Love Affairs |
5. New York Times |
6. Up In The Eighties |
7. Machines |
8. Ambition |
「音楽歳時記」 第四十五回 10月23日 電信電話記念日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 背側面のミシン目にズレ・ヨレあり
75年にデビューした、ビートルズ〜ELO〜10ccの流れを受け継ぐ英国ポップ・バンド。デビュー作以上にメリハリの利いたモダン・ポップ・サウンドを聴かせる76年作2nd!
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たすけさん レビューをすべて見る
10CCやELOが好きな人で、シティ・ボーイまでフォローしている人いらっしゃいますか。わたしは完全に後追いのユーザーで、どのCDを聴いても高性能なポップさに呆気にとられています。79年発表の彼らの5作めで、最高傑作と断じます。時代はパンク出現後。パンクにどう距離をとるか、あるいはどう詰めるか。英国のバンドは選択を迫られていました。グランジ出現後の米国シーンに似ています。シティ・ボーイは、マイク・スレーマーが切れ味あるギターのカッティングをかまし、洗練されたポップ感覚と対立させるという見事な距離感を保っています。すでに80年代の音を先取りしていました。
浮遊感あるコーラス、激しいギターに全然マッチしていないのが、ベタン・ボコンという餅つきドラムズ。これがこのバンドの音ではどんどん癖になっていくのです。
たぶん「トーマト」の頃のイエスは、こんな音をやりたかったのではないですか。ウェイクマンが理解できていなくてぶち壊してしまっていますが…。それぐらいイエスの構築、展開の美しさに迫っています。テーマも現代フェアリー・テイルですし。イエスでもこれだけ切り替えの多い曲は書けまい、という見事な曲群の最後に長大な8 Ambition がやってきます。アコースティック・ギターと弦楽から始まり、レゲエになる曲は、並みのプログレを凌駕しています。